不動産【売却者向け】チェックリストを作成しました。実際に不動産業者と話をする際に、このチェックリストを使って条件の確認を行いながら、契約を結ぶ方際の判断材料にしてください。ご自身で項目を増やすことも重要です。
現地で「売ります」「お願いします」とか「契約します」などの発言はしないでください。法律上、口頭であっても契約は成立します。一旦冷静になってから判断しましょう。
「不動産売却は“人生の節目”と密接に関わる大きな判断です。」売るの判断を、不動産業者任せにせず、一度冷静に「あなた自身の未来にとって正しいか?」と考える視点を持ちましょう。
1.売却理由と必要額の明確化
□ 売却する理由(住み替え・ローン返済・相続など)を自分で明確にできている
□ 売却により得たい金額の下限(ローン完済額など)を把握している
□ 売却後の住まい・生活のイメージと計画ができている
2.売却にかかる費用と税金
□ 仲介手数料、測量・解体・リフォーム費などの諸費用を見積もっている
□ 譲渡所得税の発生有無と控除制度(3000万円特別控除など)を確認している
□ 売却後に必要な費用(引越し代・新居の初期費用)を計上している
3.不動産業者とのやりとり
□ 査定額の根拠(過去の取引事例・周辺相場)を納得している
□ 媒介契約の種類(専属専任・専任・一般)を理解して選んでいる
□ 販売戦略(掲載サイト、内覧の案内方法)について説明を受けている
4.見せ方・内覧準備
□ 物件内の整理・清掃・修繕を終えて内覧準備ができている
□ 生活感をやや控えめにし、印象を良く見せる工夫をしている
□ 自宅に住みながら売却する際の注意点(プライバシーなど)を理解している
5.感情に流されず冷静に判断する
□ 「今売らないと損する」という焦りに惑わされていない
□ 買主の希望価格や条件が入った場合でも感情的にならず対応できる
□ 「売ること」だけが目的になっていない(生活や人生全体の視点で見ている)